OM SYSTENの新製品であるOM-5 MarkIIの新色サンドベージュカラーが人気のようだ。
僕も店頭で見てきたが、なかなか良い印象を持った。
しかし、底面の電池蓋をみるとその部分だけがシルバーカラーで興醒めしてしまった。
まさかこの部分だけ色が違うなんてことはないはずだ、展示品だからなのか?と思った。
あとでネットで画像を検索してみたらしっか電池蓋もしっかりサンドベージュカラーのようだった。
ライカM11でも電池蓋に相当する部分はボディカラーに合わせてブラック、シルバー、サファリが用意されている。
ドイツ人に出来て日本人に出来ないはずがない!と思っていたのだが、しっかり対応されているようだ。じゃあ、店の都合で変わっていたのかな?
客は展示品を見て触れて買うのだから、製品と全く同じじゃないと展示品の意味がないだろう。
それにしてもサンドベージュはなかなか新鮮だ。
最近、マイクロフォーサーズ機が気になっている。
シルバーやブラックカラーなら何とも思わないが、サンドベージュは良い。それだけで買いそうになった。
M型ライカのサファリモデルのように今後もOM-5シリーズではサンドベージュをOM-5シリーズのカラーとして継続して欲しいと思うくらい素敵な印象を持った。
というわけで、今回はカメラのボディカラーを考えてみる。


僕はいつかM型ライカを買う。
しかし、今すぐではない。
既にLEICA SL2-Sを所有しているので、急いで買わず、時が来るのを待っている。
その時は間違いなくシルバーカラーにすると思う。
理由は目立たず存在感が控えめなカラーだからだ。
真っ黒な金属の塊を顔くっつけていると明らかに主張が強い。
シルバーが差し色になるだけでその印象はかなり薄れることをSONY ILCE-7M2からLEICA CLに変えたときに知った。
LEICA CLはSummiluxM50mmFLE2を購入する際の資金として手放してしまったのだが、描写性能はもちろんだが佇まいが本当に良いカメラだった。

冒頭でも述べたが、現在販売されているほぼすべてのカメラのボディカラーはブラックだ。
カラ-バリエーションがあっても必ずブラックカラーがある。
理由は先程述べた撮影対象者であるモデルの瞳への映り込み対策と思うが、僕はポートレート撮影をしない。
こういった層を狙う点と、OMSYSTEMのコンセプトであるアウトドア要素の点を踏まえてサンドベージュカラーができたのだろう。
モデルの瞳にカメラが映り込んでも目立たないようにという意味のブラックカラーでも、カメラの向こうにあるオッサンの顔や広大なオデコが映り込んでいたら、どんなに素敵なモデルの表情も台無しだ。
ちなみに現行のカメラでブラックカラーの設定がないレンズ交換式カメラはOMSYSTEMのOM-3とE-P7だけか?

昨今ではスナップ撮影をする際はあえて目立つようにする向きがあるようだ。
控えめな存在感のカメラではこっそり撮影していると在らぬ印象を周囲に与えかねないため、コソコソ撮影せず、あえて堂々と「俺は今カメラで撮影しているぞ」という存在感を出す写真撮りもいるようだ。
LEICA SL2-Sは巨大で真っ黒なカメラのため、存在感がある。
真っ黒ボディであるからこそ、ライカの赤バッジの存在感をより強く感じるが、僕はこのデザインがとても好きだ。
ダイヤルやボタンにごちゃごちゃと機能表示がされておらず文字表示は最小限だ。
全身真っ黒ボディを貫いている。

年末か年始くらいに新しいカメラを買おうと思っている。
まだ機種は決めていないが、恐らくLEICA SL2-Sよりは小さいカメラにするつもりだ。
そしておそらくブラックボディは選ばないだろう。
なぜなら、LEICA SLx-Sシリーズを超える美しさを持つブラックボディのカメラは存在しないと思っているからだ。
